Itsukaraの日記

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銀河団のシュバルツシント直径

宇宙のシュバルツシント直径は、観測可能な宇宙の直径よりも大きいということを、少し前の記事で書きました。それならば、銀河が集まった銀河団でも、大きなものはブラックホールになりそうです。そこで、銀河がどのくらい集まった銀河団ならば、銀河団の直径よりも、シュバルツシント直径が大きくなるか(ブラックホールとして扱えるか)を計算してみました。

このためには、銀河団内の銀河の密度が必要になりますが、この数字として、ラニアケア超銀河団の数字を使いました。つまり、5億2000万光年の領域に約10万個の銀河が集まった密度を基準にしました。

下記がその結果です。銀河が10^10個(100億個)集まると、ブラックホールになるようです。つまり、100億個、つまり宇宙の全銀河数の0.5%がラニアケア超銀河団と同じくらい密に集まると、初めてブラックホールとなるようです。

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