マウスコンピュータPC起動せず(マウスで電源ボタン作成)
以前(2016/7/6)に書いた記事で、マウスコンピュータPCが起動せず、電源交換など色々やったが、結局、電源ボタンが原因だったことを書きました。
当方のサイトでは、常にその記事「マウスコンピュータPC起動せず(電源ボタンが原因と判明)」のアクセスが一番多いので、困っている人が多いのだと、思います。
その後、電源ボタンの色々な場所、例えば左端や右端、右上端などを押して凌いでいましたが、とうとう、どこを押しても電源が入らなくなってしまいました。
そこで、10年以上前に使っていたMacのマウスを掘り起こして少し改造し、電源ボタンを作成しました。今のところ、非常に調子が良いです。
ちなみに、Macのマウスを使ったのには意味があります。マウスのボタンに使われているマイクロスイッチは、一日に何百回もクリックされても、何年も故障せずに使え、結構耐久性があります。また、最近のマウスに繋がった線は、非常に細い銅線が使われており、半田付けの素人である当方には半田付けが難いですが、Macの古いマウスでは太い線が使われており、半田付けが容易なためです。
なお、改造は次のように実施しました。
- マウスの裏側のねじを外し、マウスを上部と下部の2つに分解
- マウスの内部にあるプリント基板を取出す
- プリント基板上のマイクロスイッチの端子にテスターを当て、マウスのボタンを押したときに導通する2つの端子を探索
- マイクロスイッチの端子(上記2端子)の周辺の配線をカッターで削取る
- プリント基板上に繋がった線(実際はプリント基板に刺さったコネクタに繋がった線)のうち2本を切断し、マイクロスイッチの端子(上記2端子)に直接半田付け
- マウスの線をPC接続コネクタの近くで切断し、被覆をはがして、マイクロスイッチに繋げた線と同じ色の線2本を引出し、半田付けに向け被覆を剥がす
- 上記の線2本にテスターを当て、マウスのボタンを押して導通テスト実施
- マウスコンピュータPCの主電源切断
- マウスコンピュータPCの電源スイッチに繋がった線を、電源スイッチの近くで切断し、ケース前面の拡張スロットの隙間から外に引出し、被覆を剥がす
- マウスコンピュータの電源スイッチ線2本とマウスの線2本を半田付け
- マウスコンピュータPCの主電源投入
- マウスのボタンを押し、マウスコンピュータPCの電源が入るか確認
以上で、マウスコンピュータPCを起動するマウスが、0円で完成です。
ちなみに、マウスコンピュータに修理依頼すると25000円掛かります。