DRLのインフラとしてAzure無料枠の使用開始
DRL (Deep Reinforcement Learning)の評価のためにクラウドとしてAWSとGoogle Cloud Platformを使ってきましたが、AWSは無料枠内ではDRLに必要な計算リソースが足りず、Google Cloud Platfromは$300の無料枠を使いきってしまいましたので、Azureの無料枠を使うことにしました。
自己参照用のメモとして、使い方を簡単に纏めておきます。
Azure無料枠の範囲
- 20,500円まで1ヶ月の範囲内でAzureの、ほぼ全てのサービスを使うことが出来る。
- 無料枠の範囲を使い切ったら、それで無料枠は終了し、キャンセル等は不要。
- ただし、本人確認のために、Windows IDと、クレジットカード情報が必要。
- 無料枠のままで使っていれば、クレジットカードに課金されることはない。
- 仮想マシンを止めると、仮想マシンの課金は停止する。
- ただし、再起動するとIPアドレスが変わる。
- これが嫌ならば、停止せずにコア数やメモリ量を最小するのが良い。
- 無料枠を始めるためのサイトは右記:https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/
無料枠の利用開始
Windows IDとクレジットカードさえ持っていれば、数分で情報を入力し、直ぐに利用開始可能。
仮想マシンの割当
- マイクロソフトの説明を見れば、マシンの割当方法は直ぐ分かる。
- 少し悩むのは下記3つぐらい。
- SSH公開キー:マイクロソフトの説明(SSHキー作成)を見れば直ぐに分かる。なお、Windowsでは、gitをインストールすると、gitのbashウィンドウでssh-keygen等のコマンドが使えるので、gitインストール済みの人は直ぐに終わる。
- 場所:できるだけ安いリージョンを選びたいがどこが良いか? ここをみれば、各リージョン毎の仮想マシンの価格が分かる。国内ならば東日本よりも西日本のほうが安く、米国ならば米国西部2あたりが安い。
- サイズ:仮想マシンのコア数、メモリ量などのこと。後で変えられるので、まずは最小構成にしておけば良い。DRLで使うならば、F4S(4コア)、F8S(8コア)あたりが良い。16コアまで割り当てられる模様。