SORACOMはIOT専用と思ったほうが良い
IOTのテスト用にSORACOMのSIM+USBドングルを買ったのですが、メモリ量が数十KB程度のマイコンでは繋がらないので、WindowsノートPCで使おうと思っていました。しかし、改めてSORACOMサイトで料金を確認したところ、通信回線が上りの場合は料金が安いのですが、下りでは3倍以上高く、IOT以外での使用には向いていないことが分かりました。
具体的な料金は、下記です。通常時間と深夜で異なり、深夜の方が安くなっています。深夜は、下りも0.2円/MBと安くなりますが、これは、ファームウェアなどのダウンロードを想定しているとのこと。
- 通常時間帯(日本時間 午前6:00-翌 午前2:00)
料金クラス | 通信速度(上り・下り) | 利用料金(上り・下り)(税別) |
---|---|---|
s1.minimum | 32 kbps | 0.2 円 / MB・0.6 円 / MB |
s1.slow | 128 kbps | 0.22 円 / MB・0.7 円 / MB |
s1.standard | 512 kbps | 0.24 円 / MB・0.8 円 / MB |
s1.fast | 2 Mbps | 0.3 円 / MB・1 円 / MB |
- 深夜時間帯(日本時間 午前2:00-午前6:00)
料金クラス | 通信速度(上り・下り) | 利用料金(上り・下り)(税別) |
---|---|---|
s1.minimum | 32 kbps | 0.2 円 / MB・0.2 円 / MB |
s1.slow | 128 kbps | 0.2 円 / MB・0.2 円 / MB |
s1.standard | 512 kbps | 0.2 円 / MB・0.2 円 / MB |
s1.fast | 2 Mbps | 0.2 円 / MB・0.2 円 / MB |
単に従量制で安いSIMということならば、FREETEL SIMの方が良いですね。こちらは、上りと下りの違いもなく、LTEなので通信速度が最大220Mbps出ます。IOTで使う場合も、条件によっては、FREETELの方が安くなります(データ量が多い場合)。
SORACOMの一番の利点は、SORACOMコンソールで、SIMの休止・再開ができる点、通信量を簡単に把握できる点、沢山のSIMを纏めて管理できる点などであり、やはりIOT専用と思ったほうが良いですね。逆に、IOT以外に使うのには向いていないことが、今回分かりました。SORACOMは、IOTをターゲットとしてスタートした会社ですから、当然ではありますが...
今回購入したUSBドングルは、SORACOM以外でも使えると思うので、別のSIMも検討予定です。なお、1000円分のクーポンが活用できるので、当面はSORACOM SIMを利用予定です。