Itsukaraの日記

最新IT技術を勉強・実践中。最近はDeep Learningに注力。

リスボンで開催された国際学会に参加

先月の7/20-21にリスボンで開催された国際学会に参加してきました。
http://multimedia.global-summit.com/2017

学会のプログラムを決めたProgram Directorからの事前情報では、100人以上の規模で、展示会も行うとのことでしたが、実際は20人強の参加者で、かなり小規模な学会でした。また、自分の発表する時間帯以外は参加しない人も多く、常時参加しているのは10名強でした。下記が、開催直前の会場の様子です。部屋も、結構小さかったです。
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2日目の自分の発表後に、他の参加者と会話しようと思っていたのですが、皆さん、直ぐに帰ってしまったので、あまり会話ができず、残念でした。なお、日本からの参加者が、当方含めて4人いて、そのうち2名とは会話できました。

下記に、各参加者のAbstractが載っています。
www.scitechnol.com

下記が、当方の発表資料です。

www.slideshare.net

なお、発表したら、Certificateをくれたので、一応載せます。
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オラクル認定資格のデジタルバッジ

オラクルから、認定資格のデジタルバッジ発行を開始したとのメールをもらいましたので、登録しました。下記がデジタルバッジで、クリックすると、何時、どのバッジを取ったかを証明してくれるようです。

www.youracclaim.com

ちなみに、上記資格を取ってから1年以上経ちました。しかし、残念ながら、上記資格をまったく活用できてません。具体的には、現在の仕事はJavaとは全く無関係です。
itsukara.hateblo.jp

「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #3 参加

2017/5/12に開催された"「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #3"に参加しました。
peatix.com

スクエアエニックスのゲームAI開発責任者である三宅陽一郎さんが、自分と出来るだけ分野が離れた人と話したいと出版社にお願いし、弁護士の水野祐さん、プロデューサーの橘康仁さんという、異分野のケミストリーが実現したイベントでした。

複数のAIが集まって形成されるAIの社会、そのAI社会を形作るために自然に発生する規則・法律、AI社会と人の社会との係わり方で変わってくるAIの権利、人間およびAIに対する法律が気になったので質問したところ、その後、関連する内容で幅広く興味深い議論が活発に行われ、とても楽しむことができました。

また、議論の前に講演者の方々が本を紹介されたのですが、これの話がとても面白く、イベント終了後、本を4冊もアマゾンで注文しました。これらのうち、1冊は人工知能関連ですが、残りは、本イベントに参加しなかったら手を伸ばす機会が無かった分野の本です。講演者の方々のご紹介で、本への関心がとても高まったので、購入したものです。届いたら、是非読んでみたいと思います。

1冊目

この本は、イベント会場の机の上に並べて置かれていたので、手に取ってみたところ、人工知能関連の勉強になりそうなので、購入することにしました。

これからの強化学習

これからの強化学習

  • 作者: 牧野貴樹,澁谷長史,白川真一,浅田稔,麻生英樹,荒井幸代,飯間等,伊藤真,大倉和博,黒江康明,杉本徳和,坪井祐太,銅谷賢治,前田新一,松井藤五郎,南泰浩,宮崎和光,目黒豊美,森村哲郎,森本淳,保田俊行,吉本潤一郎
  • 出版社/メーカー: 森北出版
  • 発売日: 2016/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2冊目

この本は、人間の行動原理理の理解に必要な哲学を教えてくれ、将来的に、人工知能の行動原理を構築するうえで重要と感じ、購入することにしました。

人工知能のための哲学塾

人工知能のための哲学塾

3冊目

人間を飽きさせずに、のめり込ませるメディアやゲームの脚本の作り方を書いた本です。人の行動原理を理解するうえで面白そうなので、購入することにしました。

のめりこませる技術 ─誰が物語を操るのか

のめりこませる技術 ─誰が物語を操るのか

4冊目

人間を飽きさせずに、のめり込ませる映画の脚本の作り方を書いた本です。人の行動原理を理解するうえで面白そうなので、購入することにしました。

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術

続編に期待

"「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む会"は、今回が最終回だったのですが、とても面白い内容だったので、今後も是非続けて頂くよう、この会を企画した大内さんに会場でお願いしました。続編を心待ちにしております。

海外のイベントから講演依頼あり:講演価値あるか確認中

7月にポルトガルリスボンで開催されるMultimedia & Artificial Intelligence 2017というイベントにスピーカーとして招待したいと連絡が来たのですが、単なる釣りか、参加する価値があるか、確認中です。

誰か、このイベントのことを聞いたことがある方がいらっしゃいましたら、教えて頂けると大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。

追記

最近、学会と縁がないので、このConferenceのことを知らず、変に疑ってしまいましたが、知り合いの方(生島さん)より、本Confereceには、日本の研究者も参加しており、ちゃんとしたConferenceであることを教えて頂きました。

また、学会への案内をくれ方から、東大の河口洋一郎先生も参加した実績があることを教えて頂きました。
https://www.facebook.com/Kawaguchi.Yoichiro/posts/1065626443550649

現在、学会参加の旅費捻出に関して悩んでいます。

日立の中央研究所にいた時ならば、比較的簡単に学会参加費を会社で出してもらえましたが、今は派遣会社勤務であり、派遣会社から出資頂くことは難しそうですし、派遣先の日立から出資頂くことも、現在の仕事と無関係なため難しそうです。かといって、30万円~40万円位掛かると思うので、個人で捻出するには厳しい額です。

どうしたものか...


multimedia.global-summit.com

【DRL,Montezuma】まずは現状版コードを試行中

今後、Montezuma's Revengeの強化学習に、色々と機能を追加してみようと思いますが、ここ何ヶ月も現状版コードを動かしたことがないので、まずは、現状版コードを動かし、ある程度学習が進んだ状態でのcheckpointを取ってます。

PCの画面としては、下記のような感じです。
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スマホを使って、どこででも学習状況を見れるように、学習の途中状況を、下記に10分に1回の割合で自動アップロードしてます。ご参考まで。
http://54.238.214.79/ALE/montezuma-ya/00index.html

なお、現在試しているのは、ALEで、学習履歴長(TES)=60、β=0.020、LSTM、frameスキップ=7です。一度2200点ぐらいまで行きましたが、60M stepの直前で400点まで落ちました。

また、最初の部屋には鍵が1つしか無いので、ダンジョンの右か左の1つしか行けないのですが、今回は右で学習が進んでいます。

更に、まだ、ROOM#7のLaser Barrierを突破できていません。今後も突破できない可能性が高いですが、100M Step位までは試してみようと思います。

当方のPCでは1日で25M steps程度しか学習が進まないので、100M stepまでは、後1〜2日間ぐらい掛かりそうです。

プライムニュースで東大の松尾先生が話してましたが、長くて1週間位掛かるような学習も、グーグルやフェースブックでは30秒から1分ぐらいで結果が返ってくるようです。羨ましいですね。下記、34分ぐらいからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=7ptsRZ3NcwM

なお、海外では、人工知能関連で別の会社に移るとき、給料に加え計算環境が重要となっているようです。また、日本と海外での計算環境の差は、日本からの頭脳流出にも繋がっているようです。

シンギュラリティサロン参加:多目的遺伝的アルゴリズム

「シンギュラリティサロン@東京『第18回公開講演会』に参加しました。

「実用化が進む進化計算とその応用」というタイトルで、東北大学流体科学研究所・所長/教授の大林 茂さんが発表されました。

流体力学や航空機(MRJ)、多目的遺伝的アルゴリズムなどに関し、(深く理解しているからこそ出来る)とても分かりやすいご説明で、素人でも雰囲気がつかめました。

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また、設計空間の「見える化」の話は、色々な分野で役立つ考えと感じました。
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ちなみに、発表者の大林さんの資料をWebで探したところ、下記が発表資料と非常に近いようですので、参考までにリンクを共有させて頂きます。上記は、下記スライドからの抜粋です。

発表後に、衝撃波を減らす形状に関し質問しました。大林さんのご説明を聞いて、素人考えでは、下面を平面にすれば良いと思い質問しましたが、それでは上面からの圧力のために上手く行かないとのご回答でした。

これに関し、下が平面で上面が曲面を持った断面を回転させて円筒状や楕円円筒上にすれば、衝撃波を殆ど減らせる気がしたのですが... 素人ながらも、もう少し食い下がって詳しく伺えば、もっと合点がいって良かったと反省してます。ちなみに、下記の形だと、どこで揚力を得るか(低速では円筒を上でパカット割った形にして翼の代わりにする? 垂直離着陸?)、どこにエンジンを付けるか(真ん中の空洞にエンジンを付ける?)、どこに乗るかなど(円筒の内側に凹んだところに乗る? 円筒の上に乗る?)、など難しそうですが...

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